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片頭痛


片頭痛とは

片頭痛(migraine)とは、頭痛の一種で日常生活に支障のある頭痛を繰り返し、悪心嘔吐、光過敏、音過敏などの症状を伴うことが特徴です。
片頭痛という病名ですが片側とは限らず、およそ4割の方で両側の頭痛が出ます。
診断基準がありますが、何かの検査で確定診断をできるものではなく、症状から診断するのでしっかり医師と話して診断することが大切です。

診断基準をご紹介します。
前兆のない片頭痛の診断基準(国際頭痛分類第2版、2004年)
A. B~D を満たす頭痛発作が5 回以上ある
B. 頭痛の持続時間は4~72 時間(未治療もしくは治療が無効の場合)
C. 頭痛は以下の特徴の少なくとも2 項目を満たす
1.片側性
2.拍動性
3.中等度~重度の頭痛
4.日常的な動作(歩行や階段昇降などの)により頭痛が増悪する、あるいは頭痛のために日常的な動作を避ける
D. 頭痛発作中に少なくとも以下の1 項目を満たす
1.悪心または嘔吐(あるいはその両方)
2.光過敏および音過敏
E. その他の疾患によらない

片頭痛の原因

片頭痛の病態はすべてが解明されているわけではありませんが、脳の血管が拡張し三叉神経を刺激することによる三叉神経血管系の神経原性炎症であるとされています。
病態はともあれ、診断基準にあるように光や音の刺激が悪化要因です。
睡眠不足やストレス、天候の変化や温度差、カフェインやアルコールも悪化させる可能性があります。
特定の状況で片頭痛の出やすい方もいるので、心当たりがあれば避けるようにしましょう。

片頭痛の治療

治療は急性期治療と予防治療に分けられます。

急性期は、光や音の刺激を避けて安静にすること、患部を冷やすことが有用です。
治療薬はアセトアミノフェン、NSAIDs、エルゴタミン、トリプタンがあります。

1アセトアミノフェン
非常に安全性の高い薬です。
保険適応量が変更され、1回1000mg、一日4000mgまで内服できます。
効果を感じない、という場合には容量不足のことも多いです。
安全な薬ではありますが、高用量を用いる場合には肝臓への負担に注意が必要です。

2 NSAIDs
ロキソニンのような最もよく用いられる薬です。
アスピリン、イブプロフェン、ジクロフェナクなどがあります。
COX2阻害薬は胃や腎臓への負担が少ないので使いやすいです。
商品名ですと、ハイペンやセレコックスなどです。

3 トリプタン
片頭痛の治療の主役です。
薬価が高いことがデメリットですが効果も高いです。
嘔気などの随伴症状にも効果があることもアセトアミノフェンやNSAIDsに比べて有利な点です。
日本では下記の5種類が保険適応を得ています。
・スマトリプタン(イミグラン)
・ゾルミトリプタン(ゾーミッグ)
・エレトリプタン(レルパックス)
・リザトリプタン(マクサルト)
・ナラトリプタン(アマージ)
錠剤、点鼻薬、注射薬と行った投与経路の違いもありますが特にどれが優れているということはありません。
ただ人によって合う合わないんがあるのでトリプタンの効果が不十分な場合には他のトリプタンを試すというのも対応の一つです。
副作用としてはめまい感や頸部の締めつけ感があるとされています。
片頭痛に汎用されていますが重篤な副作用は稀とされています。
片頭痛発作の場合に頭痛が悪化する前に飲むほうが良いとされていますが、予兆や前兆の段階では効果が乏しいという報告もあります。

4 エルゴタミン
古くからある薬なのですが、トリプタンよりも効果が劣ること、トリプタンと併用できないことから現在はほとんど用いられていません。

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予防療法
予防には色々な薬があります。
CCB、βブロッカー、抗てんかん薬、抗うつ薬、ビタミンB2などが使用されています。
発作時の急性期治療で十分コントロールできている場合には不要ですが、月に6日以上の発作がある患者さんでは検討する、月に5-15日の発作で相対適応、15日以上で絶対適応などの基準があります。
いずれにせよ、人により急性期治療も予防治療も効果が違いますので状況を見ながら色々な治療を試みて合うものを探すことが大切です。

具体的な商品名としては次のようになります。
CCBとしてミグシス、βブロッカーとしてインデラル、抗てんかん薬としてデパケン、セレニカ、抗うつ薬としてトリプタノールが使われています。
予防療法については2ヶ月程度続けて効果があるかどうかの判定を行います。
効果がある場合には3~6ヶ月予防療法を継続し、片頭痛のコントロールが良ければ徐々に薬をやめます。

片頭痛は若年から中年の女性に多く、それにより社会生活に影響がでる深刻な病気です。
たかが頭痛、脳出血じゃなければ放って置いても大丈夫と軽く考えずしっかりコントロールすることでストレスが軽減できます。
治療の選択肢がとてもおおいので、 生活習慣の改善とともに治療方針を相談しながら勧めることが重要です。

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