東京都千代田区大手町の内科・健康診断・予防接種

AGA治療とテストステロン補充療法(TRT)は両立できる?|フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルとの関係を解説

TRTを始めると薄毛が進むって本当?

男性更年期障害(LOH症候群)の治療でテストステロン補充療法(TRT)を検討される方から、

「テストステロンを補充すると薄毛が進みますか?」

という質問をよくいただきます。

また逆に、

AGA(男性型脱毛症)の治療中の方からは、

「フィナステリドやデュタステリドを飲んでいてもTRTはできますか?」

という相談も少なくありません。

結論から言えば、

AGA治療とTRTは必ずしも相反する治療ではなく、患者さんの状態によっては併用することも十分可能です。

今回は、それぞれの薬の働きとTRTとの関係について解説します。

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健康寿命とテストステロン

健康寿命を延ばすためのテストステロン補充療法(TRT)|「長生き」ではなく「元気に長く生きる」という考え方

健康寿命とは?

日本は世界有数の長寿国ですが、「長生き」と「健康に長生き」は同じではありません。

近年注目されているのが健康寿命という考え方です。

健康寿命とは、介護を必要とせず、自立した生活を送ることができる期間を指します。

つまり、

寿命を延ばすことではなく、元気に活動できる期間をいかに長くするか

が、現代医療の大きなテーマになっています。

男性更年期障害(LOH症候群)の診療も、この健康寿命という考え方と深く関係しています。

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プロスタンディン注射の効果

プロスタグランジンE1(PGE1)海綿体自己注射とは?|EDに対する高い有効性と適応について

ED治療には飲み薬だけではありません

ED(勃起不全)の治療というと、

  • バイアグラ®(シルデナフィル)
  • シアリス®(タダラフィル)
  • レビトラ®(バルデナフィル)

などのPDE5阻害薬を思い浮かべる方が多いでしょう。

これらは現在でもED治療の第一選択薬です。

しかし、

  • 飲み薬が効かない
  • 副作用で内服できない
  • 神経障害や重度の血管障害がある

といった場合には、別の治療法が選択されます。

その代表的なものが**プロスタグランジンE1(PGE1:アルプロスタジル)による海綿体自己注射(Intracavernosal Injection:ICI)**です。

海外の泌尿器科ガイドラインでは、PDE5阻害薬に次ぐ第二選択治療として確立された治療法となっています。

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エビデンスだけではない、N=1の考え方

エビデンスだけではない?|N=1の考え方

医学は「平均」を見る。診療は「あなた」を診る。

医療では、「この治療は効果がありますか?」という問いに対して、ランダム化比較試験(RCT)などの質の高い研究結果をもとに判断します。

これがエビデンスに基づく医療(Evidence-Based Medicine:EBM)です。

一方で、男性更年期障害(LOH症候群)の診療を続けていると、

「同じ治療をしているのに、驚くほど改善する人もいれば、変化が少ない人もいる」

という場面に少なからず遭遇します。

これは決してエビデンスが間違っているということではありません。

エビデンスは”平均的な効果”を教えてくれますが、目の前の患者さんが平均通りに反応するとは限らないからです。

近年のスポーツ科学や運動医学では、この「個人差」に着目したN=1(自分自身)という考え方が注目されています。

エビデンスをもとに、反応の違いから個別化した見方をします。

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男性更年期障害を見逃されやすい疾患

その不調、本当に「うつ病」だけでしょうか?|男性更年期障害(LOH症候群)で見逃されやすい病気とは

「年齢のせい」「ストレスのせい」と言われていませんか?

40〜60代になると、

  • 疲れが抜けない
  • やる気が出ない
  • 気分が落ち込む
  • 筋力が落ちた
  • 性欲が低下した
  • 関節が痛い

といった不調を感じる方が増えてきます。

これらの症状は、うつ病や適応障害、整形外科疾患などでもみられるため、それぞれの診療科で治療を受けている方も少なくありません。

もちろん、それらの病気が原因であることもあります。

しかし一方で、男性更年期障害(LOH症候群:加齢男性性腺機能低下症)が背景にあるにもかかわらず、気づかれないまま経過しているケースもあります。

今回は、男性更年期障害と間違われやすい病気や共通する症状、治療の違いについて解説します。

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睡眠とテストステロン

睡眠不足でテストステロンは下がる?|男性ホルモンを守る睡眠の重要性

「最近、疲れやすい・性欲が落ちた」は睡眠不足が原因かもしれません

「以前より疲れやすくなった」

「朝の目覚めが悪い」

「性欲が落ちてきた」

「筋トレをしても以前のように力が出ない」

このような変化を感じる中年男性は少なくありません。

年齢のせいだと思ってしまいがちですが、実は睡眠不足や睡眠の質の低下がテストステロン低下に関係している可能性があります。

テストステロンは年齢とともに徐々に低下しますが、睡眠、肥満、ストレス、運動不足などの生活習慣も男性ホルモンに大きく影響します。

今回は、睡眠とテストステロンの関係、そしてテストステロンを維持するための睡眠のポイントについて解説します。

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紫外線とビタミンD、テストステロンの関連

紫外線はテストステロンを上げる?|ビタミンDとの関係をエビデンスで解説

「日光を浴びると男性ホルモンが増える」は本当?

近年、SNSやYouTubeなどで、

  • 「日光浴でテストステロンが上がる」
  • 「紫外線を浴びると男らしくなる」
  • 「ビタミンDを増やせば男性ホルモンが上がる」

といった情報を目にすることがあります。

確かに紫外線、ビタミンD、テストステロンには関連があります。

しかし、その関係は単純ではありません。

今回は現在の研究結果をもとに、何が分かっていて、何がまだ分かっていないのかを解説します。

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テストステロンと心血管イベント

「テストステロンは心臓に悪い?」と心配されている方へ

NO(一酸化窒素)とテストステロンの最新研究から考えるTRTの心血管リスク

最近、テストステロン補充療法(TRT)を受けている患者さんから、

「テストステロンは、NO(一酸化窒素)が少ない人では心臓に悪くなるという研究を見ました。TRTを続けても大丈夫でしょうか?」

というご質問をいただくことがあります。

きっかけになっているのは、2026年に琉球大学の研究グループから発表された研究です。

この研究は非常に興味深く、今後の研究につながる重要な報告だと考えられます。一方で、この研究をそのまま「高齢者のTRTは危険」という意味に受け取るのは適切ではありません。

今回は、この研究が実際に何を明らかにしたのか、これまでのTRTと心血管疾患に関する研究ではどのような結果が出ているのかを整理します。

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筋トレとテストステロン

筋トレでテストステロンは上がる?|脂肪を減らして男性ホルモンを維持する方法

「筋トレをするとテストステロンが上がる」は本当?

「筋トレをするとテストステロンが増える」

これはよく知られている話です。

実際、スクワットやデッドリフトなどの大きな筋肉を使う筋力トレーニングを行うと、運動直後にテストステロンが一時的に上昇することがあります。

ただし、ここには少し注意が必要です。

筋トレ直後に一時的にテストステロンが上昇することと、筋トレを続けることで普段のテストステロン値が高くなることは同じではありません。

では、筋トレは男性ホルモンにとって意味がないのでしょうか?

そんなことはありません。

むしろ中高年男性にとって筋力トレーニングは、筋肉を維持しながら余分な体脂肪を減らし、テストステロンが低下しにくい身体を作るという意味で非常に重要です。

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メトホルミンの効果

メトホルミンとは?|糖尿病だけではない、期待される効果と最新エビデンスを医師が解説

「長寿薬」としても注目されるメトホルミン

メトホルミンは、2型糖尿病治療薬として世界中で60年以上使用されている薬です。

現在では糖尿病だけでなく、

  • 肥満
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 脂肪肝
  • 老化(アンチエイジング)
  • がん予防

など、さまざまな分野で研究が進められています。

SNSでは「寿命が延びる薬」と紹介されることもありますが、実際には効果が確立しているものと、まだ研究段階のものがあります。

今回は、メトホルミンについて現在のエビデンスをもとに解説します。

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