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持効型インスリンについて

持効型インスリンのトレシーバは、ランタスに比較して低血糖発作のリスクが少なく、心血管イベントも同様に抑制出来る可能性がありそうです。


持効型インスリンのデグルデグとグラルギンの効能と副作用を比較した試験です。

Efficacy and Safety of Degludec versus Glargine in Type 2 Diabetes

 

例によってNEJMの論文なので日本語でアブストラクト読めます。

http://www.nejm.jp/abstract/vol377.p723

デグルデグはトレシーバのこと、グラルギンはランタスのことです。

簡単に言いますと、トレシーバはランタスと比べて、心血管イベントが増えたりしないし、低血糖発作も増えていないです(非劣性試験です)という結果でした。

 

製薬会社さんからもこんな記事が出ています。

http://www.novonordisk.co.jp/content/Japan/AFFILIATE/www-novonordisk-co-jp/Extweb/news/2017/06/14/17_12.pdf

 

トレシーバはランタスよりもさらに効果が長く続くタイプのインスリンです。

基礎分泌の補充には変動が無いことが大切ですのでより適している可能性があります。

ただ、インスリン量の調整に慣れていないと、短期間で増量してしまい低血糖に繋がる恐れもあります。

よく相談しながらゆっくり調整しましょう。

インスリン, トレシーバ, ランタス, 糖尿病

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