シダトレンによる、スギ花粉の治療を行っております。

 

今年は5月8日から治療開始できる見込みです。

四月中に受診し、スギ花粉の特異的IgEを測定(血液検査です)しておくと、花粉シーズンの終了と同時に治療を開始できます。

 

減感作療法(アレルゲン免疫治療)と呼ばれる治療法です。

アレルゲン(アレルギーの原因)を少量から投与し徐々に増やすことで身体を慣らし、アレルギー症状を抑える治療です。

花粉症を根治できる唯一の治療法です。

日本ではスギとダニに関して免疫療法の保険が適応されています。

(海外では、イネやブタクサの舌下免疫療法の薬が販売されています)

スギの舌下免疫療法では80%の人に治療効果があったと報告されています。

また、アナフィラキシーという激しいアレルギーに気をつける必要があるとされていますが、世界的にも極めてまれな副作用であり死亡例はでていません。

Canonica G W, et al, Sublingual immunotherapy: World Allergy Organization position paper 2013 update World Allergy Org J 2014;7:6

 

 

治療の前に

血液検査によりスギ花粉の確定診断が必要です。

血液検査で抗体を調べます。

スギ花粉が飛散している時期には始められないため、5月中旬から12月末までに治療を始めます。

3〜5年間と、長期間の治療です。

治療効果は全ての方に出るわけではありません。

20%の方は無症状に、70%の方が症状が軽くなると報告されています。

次のような方は治療を行う事が出来ません。

・スギ花粉以外の花粉症の方

・シダトレンでショックを起こしたことがあるの方

・重症の気管支喘息の方

・悪性腫瘍や免疫疾患のある方

 

治療の流れ

治療のご説明を行ってから開始します。

シダトレンを舌の下に滴下し2分間そのままにした後に飲み込みます。

最初の一回だけは院内での投与が義務付けられております。

院内で投与し、30分間様子を見て問題がないことを確認します。

その後は自宅でご自身により1日1回シダトレンの投与を行ってください。

最初の2週間は増量期として少しずつ薬の量を増やし、3週目からは維持期として同じ量で薬を投与します。

 

費用

およそ月に3000円台(保険適応3割負担の場合)とお考えください。

効果は個人差がありますが、生涯続く花粉症の治療を数年で終了できることは費用対効果も時間対効果も期待出来ます。

興味がある場合にはお問い合わせください。

 

こちらからシダトレンのメーカーの説明を見ることが出来ます。