大手町の内科・男性更年期障害(テストステロン治療)専門クリニック

高血圧

高血圧とは|原因・症状・診断・治療について

高血圧とは、血管の中を流れる血液の圧力(血圧)が慢性的に高い状態です。日本では約4,300万人が高血圧と推定されており、脳卒中・心筋梗塞・心不全慢性腎臓病・認知症などの最大の危険因子の一つです。自覚症状がほとんどないため「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれます。当院では、健康診断で血圧高値を指摘された方から、長年治療を受けている方まで幅広く診療しています。

大手町・丸の内・神田・東京駅周辺で高血圧の治療をお考えの方へ

リーレクリニック大手町は、大手町駅 C2b出口直結・徒歩1分の内科クリニックです。平日は18:15まで診療しており、仕事帰りの受診にも対応しています。健康診断で血圧を指摘された方の再検査、他院からの通院の切り替え、家庭血圧の評価、二次性高血圧のスクリーニングまでご相談いただけます。

高血圧とは

高血圧そのものには症状がほとんどありませんが、放置すると動脈硬化が進行し、脳卒中・心筋梗塞・心不全・慢性腎臓病などの重大な病気につながります。症状がないまま進行し、脳卒中や心筋梗塞で初めて見つかる方も少なくありません。

高血圧の診断基準

診察室血圧では、収縮期血圧(上)140mmHg以上、または拡張期血圧(下)90mmHg以上で高血圧と診断されます。自宅で測る家庭血圧は診察室血圧より重視されており、135/85mmHg以上が高血圧の目安です。家庭血圧のほうが将来の心血管疾患をより正確に予測できることが分かっています。

分類 診察室血圧(収縮期/拡張期)
正常血圧 120未満 かつ 80未満
正常高値血圧 120〜129 かつ 80未満
高値血圧 130〜139 または 80〜89
Ⅰ度高血圧 140〜159 または 90〜99
Ⅱ度高血圧 160〜179 または 100〜109
Ⅲ度高血圧 180以上 または 110以上

家庭血圧では、上記より5mmHg低い基準(135/85mmHg以上で高血圧)で考えます。

血圧分類(診察室血圧・収縮期)の目安。120未満が正常血圧、130〜139が高値血圧、140以上がⅠ度以上の高血圧。JSH2025の治療目標は診察室130/80未満・家庭125/75未満。
血圧分類の目安。日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025(JSH2025)」では、治療で下げる目標が全年齢で診察室130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満に統一されました。診断の基準(140/90・家庭135/85)と、治療で目指す値は異なります。

高血圧の症状

初期にはほとんど症状がありません。症状が出る場合でも、次のような症状は血圧が高いことによるものとは限りません。

頭痛
肩こり
めまい
動悸
息切れ

症状がないまま動脈硬化が進むことが問題であり、定期的な血圧測定が重要です。

高血圧の原因

約90%は、生活習慣や体質が関与する本態性高血圧です。主な危険因子は次のとおりです。

塩分の摂りすぎ
肥満
運動不足
睡眠不足
ストレス
喫煙
過度の飲酒
加齢
家族歴

一方で、原発性アルドステロン症、腎疾患、睡眠時無呼吸症候群、甲状腺疾患、褐色細胞腫などによる二次性高血圧もあります。若い年齢での発症や、薬を使っても下がりにくい高血圧(治療抵抗性)では、詳しい検査が必要になります。

当院で行う検査

高血圧と診断された場合には、原因の検索や合併症の評価のため、必要に応じて次の検査を行います。

家庭血圧の記録も、診断と治療方針の決定にとても重要です。

家庭血圧の測り方

タイミング 測り方
起床後1時間以内・排尿後・朝食前・内服前に、1〜2分安静にしてから測定
就寝前に測定

朝・夜それぞれ2回測定し、平均値を記録することが推奨されています。

高血圧の治療

治療の基本は生活習慣の改善と、必要な場合の降圧薬です。生活習慣だけで改善する方もいますが、高い血圧が続くと心血管イベントのリスクが上がるため、必要に応じて薬物治療を開始します。

生活習慣の改善

① 減塩

  • 食塩6g/日未満が目標(日本高血圧学会)
  • 加工食品・麺類・漬物・外食に注意

② 適正体重

  • BMI25未満を目標
  • 体重が5%減るだけでも血圧が改善

③ 運動

  • 週150分以上の有酸素運動
  • 筋力トレーニングも血圧改善に有効

④ 食事

  • DASH食(野菜・果物・低脂肪乳製品)
  • カリウムを含む食品や代替塩(やさしお等)も有効。ただし腎機能低下時は摂りすぎに注意

⑤ 節酒

  • 飲酒量が多いほど血圧は上がる
  • 節酒または禁酒が推奨

⑥ 睡眠

⑦ 禁煙

  • 喫煙は動脈硬化を著しく進める
  • 禁煙外来で心血管リスクを大きく下げられる

降圧薬について

年齢や合併症に応じて、次のような薬から選択します。糖尿病・腎臓病・心不全などがある場合は、それぞれに適した薬剤を選びます。JSH2025では、β遮断薬も第一選択薬の一つとして位置づけられました。

種類 特徴・向いている方
ARB/ACE阻害薬 臓器保護作用が期待でき、糖尿病・慢性腎臓病・心不全がある方に用いやすい。ACE阻害薬は空咳が出ることがある
カルシウム拮抗薬 降圧効果が安定し幅広い方に使いやすい。むくみが出ることがある
利尿薬 塩分感受性が高い方や高齢の方、心不全の方に有用。尿酸値・血糖への影響に注意
β遮断薬 心疾患・頻脈をともなう方などに。喘息のある方は注意

効果をみながら複数の薬を併用することもあります。腎機能は高血圧で悪化しやすく、低下した場合には薬剤の選択や用量調整が必要です。生活習慣改善の詳細は高血圧の非薬物療法、ガイドラインの解説は高血圧の診療ガイドラインのコラムもご覧ください。

初診時の流れ

1
受付

健康診断の結果やお薬手帳、これまでの家庭血圧の記録があればお持ちください。

2
問診・診察

症状・生活習慣・既往歴・家族歴を確認し、血圧を測定します。

3
検査

必要に応じて血液・尿・心電図などを行い、合併症や二次性高血圧を評価します。

4
説明・治療方針の決定

結果をもとに、生活習慣の指導や、必要な場合の降圧薬の開始についてご説明します。

5
次回受診

家庭血圧の記録を確認しながら、目標値に向けて調整します。

よくある質問

Q. 一度薬を始めたら一生飲み続けますか?

A. 生活習慣の改善で十分に血圧が下がれば、減量・中止できる方もいます。ただし自己判断で中止することは危険なので、必ず医師と相談してください。

Q. 血圧はどこまで下げればいいですか?

A. JSH2025では、治療の目標が全年齢で診察室血圧130/80mmHg未満、家庭血圧125/75mmHg未満に統一されました。年齢や合併症により個別に調整することもあります。

Q. 健康診断で一度だけ高かった場合も受診したほうがいいですか?

A. はい。緊張による一時的な上昇(白衣高血圧)のこともありますが、自宅で高値が続く方もいます。まず家庭血圧を測定し、必要に応じて受診してください。健康診断で血圧が高いと言われたらもご覧ください。

Q. 「正常高値血圧」「高値血圧」と言われました。治療が必要ですか?

A. すぐに薬が必要とは限りませんが、高値血圧(130〜139/80〜89)は動脈硬化のリスクが高まる段階です。まず減塩・減量・運動などの生活習慣改善に取り組み、リスクに応じて治療を検討します。

Q. 家庭血圧計はどんなものを選べばよいですか?

A. 上腕で測定するタイプを推奨します。カフを心臓の高さに合わせ、朝と就寝前に測定してください。手首式は測定条件で誤差が出やすい傾向があります。

Q. 若いのに血圧が高いのですが問題ありますか?

A. 若い年齢での高血圧では、原発性アルドステロン症・腎疾患・睡眠時無呼吸症候群などの二次性高血圧が隠れていることがあります。一度きちんと検査を受けることをおすすめします。

Q. 減塩以外に食事で気をつけることはありますか?

A. 野菜・果物・低脂肪乳製品を中心としたDASH食が有効です。カリウムを含む食品も血圧改善に役立ちますが、慢性腎臓病など腎機能が低下している方は摂りすぎに注意が必要です。

当院の高血圧診療

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参考文献

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