大手町の内科・男性更年期障害(テストステロン治療)専門クリニック
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甲状腺機能低下症(橋本病)

甲状腺機能低下症(橋本病・慢性甲状腺炎)|症状・原因・検査・治療

原因のわからない疲労感、むくみ、体重増加、寒がり——それは甲状腺ホルモンの不足(甲状腺機能低下症)かもしれません。症状が男性更年期障害やうつ病と重なるため、血液検査で見分けることが大切です。大手町の内科・総合内科専門医が解説します。

甲状腺機能低下症とは

甲状腺ホルモンの作用が不足し、全身の代謝が低下した状態です。日本人での原因の大半は橋本病(慢性甲状腺炎)という自己免疫の病気です。ほかに、甲状腺の手術後や放射性ヨウ素治療後、一部の薬剤(リチウム、アミオダロン、一部の分子標的薬)、ヨウ素の過剰摂取(昆布などの取りすぎ)、まれに下垂体の異常でも起こります。

主な症状

  • 疲労感・気力の低下、動作が遅くなる
  • 寒がり、体重増加、顔やまぶたのむくみ
  • 便秘、皮膚の乾燥、脱毛、声がれ
  • 記憶力・集中力の低下、気分の落ち込み
  • 脈が遅い(徐脈)、コレステロールの上昇、女性では月経過多

これらは男性更年期障害(疲労・意欲低下・性欲低下)やうつ病の症状と重なります。区別のために、当院では男性更年期の検査でも甲状腺機能(TSH・FT4)をあわせて確認しています。

原因

橋本病では、抗甲状腺抗体(TPO抗体、サイログロブリン抗体)によって甲状腺が慢性的に炎症を起こし、少しずつホルモンを作る力が低下します。中年以降の女性に多いですが、男性や若い方でも起こります。家族歴や、ほかの自己免疫疾患を合併することがあります。

検査・診断

血液検査でTSHが上昇し、FT4が低下していれば甲状腺機能低下症です。橋本病の確認にはTPO抗体・サイログロブリン抗体、甲状腺エコー(内部が不均一・低エコー)を用います。当院では採血とエコーで診断できます。妊娠を希望する方・妊娠中の方や、下垂体性が疑われる場合、甲状腺の腫瘤(しこり)を触れる場合は、専門医療機関と連携します。

治療

不足した甲状腺ホルモンを補う内服薬(レボチロキシン=合成T4)を用います。少量から始め、4〜8週間ごとにTSHを確認しながら量を調整し、TSHを基準内に保つことを目標にします。適切に治療を続ければ、健康な方と変わらない生活を送れます。院外処方箋をお渡しします。

  • 朝の空腹時に服用し、鉄・カルシウムのサプリや一部の胃薬とは時間をあけます
  • 体調が良くなっても自己判断で中止しないでください

潜在性甲状腺機能低下症

TSHは軽度に高いのにFT4は正常範囲、という状態を潜在性甲状腺機能低下症といいます。症状・TSH値・年齢・妊娠の希望・抗体の有無・コレステロール値などをふまえて、治療するか経過をみるかを判断します。

受診の目安・当院での対応

原因のはっきりしない疲労感・むくみ・体重増加、健診でコレステロールや肝機能の異常+倦怠感、脈が遅い、という場合は、内科で甲状腺を含めた採血をおすすめします。当院で診断・レボチロキシン治療・定期的なフォローに対応します。

よくある質問

Q. 一生薬を飲み続けるのですか?

A. 橋本病による甲状腺機能低下症では、多くの場合、生涯にわたって補充を続けます。ただし甲状腺炎の回復期など、一時的な機能低下であれば中止できることもあります。血液検査で判断します。

Q. 橋本病は治りますか?

A. 自己免疫そのものを治す方法はありませんが、不足したホルモンを補うことで、症状のない健康な状態を保つことができます。橋本病があっても甲状腺機能が正常なうちは、治療せず経過観察とすることもあります。

Q. 昆布などヨウ素は控えたほうがいいですか?

A. ヨウ素の過剰摂取は甲状腺機能低下を悪化させることがあります。昆布だしや昆布加工品を毎日大量に取るのは避けたほうがよいですが、通常の食事の範囲であれば神経質になる必要はありません。詳しくは診察でご相談ください。

このページについて

  • 監修医:院長 片山泰輔(日本内科学会総合内科専門医/日本腎臓学会腎臓内科専門医)
  • 所属:リーレクリニック大手町
  • 更新日:2026年9月8日
  • 関連情報:大手町の内科(一般内科)

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