大手町の内科・男性更年期障害(テストステロン治療)専門クリニック

男性更年期の診断の流れ

男性更年期の診断の流れ

男性更年期障害(LOH症候群)は、症状だけで診断されるわけではありません。問診・セルフチェック・血液検査の結果をあわせて総合的に判断し、他の病気が隠れていないかも確認したうえで診断します。ここでは、当院での診断までの流れをステップごとにご説明します。

診断までの流れ(8ステップ)

1
症状の自覚

疲れやすさ、気力低下、性欲低下、EDなど、心当たりのある不調に気づく段階です。代表的な症状は多岐にわたります。

2
問診

いつ頃から、どのような症状があるかを詳しくお伺いします。

3
AMSスコアによる評価

17項目の質問で症状の程度を点数化し、客観的な指標として活用します。

4
血液検査

テストステロン(総・遊離)、LH、FSH、PSA、肝機能、腎機能、脂質、HbA1c、甲状腺、貧血などを測定します。

5
他の病気の除外(鑑別診断)

甲状腺機能低下症やうつ病、睡眠時無呼吸症候群など、似た症状を起こす他の病気がないかを確認します。

6
診断基準との照合

血液検査の値を診断基準と照らし合わせ、症状や経過とあわせて総合的に判断します。

7
保険適用の判定

テストステロン値の低下が確認され、医師が治療の必要性を認めた場合、保険診療での治療が可能です。

8
治療開始

保険診療または自費診療で、テストステロン補充療法などを開始します。

診断基準について

日本泌尿器科学会・日本Men’s Health医学会「LOH症候群診療の手引き」は2022年に改訂され、診断に用いる検査値の位置づけが変更されました。現在は、総テストステロン値(250ng/dL未満)が主診断に用いられ、遊離テストステロン値(7.5pg/mL未満)は補助診断として位置づけられています。遊離テストステロンが8.5pg/mL以上11.8pg/mL未満の場合は、正常のボーダーライン(男性ホルモン低下傾向)とされます。

これらはあくまで診断の目安であり、数値だけで機械的に判定するのではなく、症状の内容や程度、他の病気の有無とあわせて医師が総合的に診断します。

他の病気の除外(鑑別診断)

男性更年期障害の症状は、他の病気でも起こることがあるため、診断の過程で以下のような病気を除外します。

  • 甲状腺機能低下症:疲労感や気分の落ち込みなど、似た症状を起こすことが知られています。TSH・FT4の測定で確認します。
  • 貧血:倦怠感や意欲低下の原因になることがあります。
  • 糖尿病・脂質異常症などの代謝疾患:全身の倦怠感やだるさの原因となることがあります。
  • 睡眠時無呼吸症候群・うつ病など:症状が重なる部分があるため、必要に応じて考慮します。

保険適用の判定

血液検査でテストステロン値の低下が確認され、医師が治療の必要性を認めた場合、保険診療での治療が可能です。競技目的やパフォーマンス向上のみを目的とした場合は保険適用の対象外となります。保険適用の条件や費用については、以下のページで詳しくご説明しています。

よくある質問

Q. 血液検査の数値が基準を少し外れる程度でも治療できますか?

A. 数値だけで機械的に判定するのではなく、症状の内容や程度もあわせて医師が総合的に判断します。まずはご相談ください。

Q. 診断までにどれくらいの期間がかかりますか?

A. 初診で問診・血液検査を行い、約1週間後の2回目の診察で結果をご説明します。詳しくは初診の流れをご覧ください。

Q. AMSスコアだけで診断されますか?

A. AMSスコアは症状の程度を把握するための指標の一つです。診断には血液検査の結果や他の病気の除外もあわせて総合的に判断します。

参考文献

このページについて

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