機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアとは
器質的に異常のない消化器症状のある病気のことです。
わかりやすく言うと、胃カメラなどでは異常がないけれど胃が痛んだりムカムカする病気のことです。
「胃痙攣」と呼ばれる、胃が締め付けられるような痛みの原因の一つでもあります。原因の見分け方や受診の目安は胃痙攣(胃が締め付けられる痛み)の原因・受診の目安・治療法をご覧ください。
言い換えると、機能的な異常です。
機能的な異常とは、ストレスや疲れなどにより胃の動きや働きといった機能が悪くなることです。
粘膜に潰瘍がある胃潰瘍や、胃がんのような器質的疾患と対照的な病気です。
症状からは2つのタイプに分けられます。
・食後のもたれを主とする食後愁訴症候群
・胃痛や胸やけを主とする心窩部痛症候群
の2つになります。
機能性ディスペプシアの原因
ストレスや睡眠不足、過度のアルコール、喫煙、高脂肪食などが原因になるとされています。
それらにより、胃腸の働きや知覚神経に影響がでるために食べ物を胃に貯めることや腸に送り出すことに不調が出ます。
機能性ディスペプシアの治療
大手町駅C2b出口徒歩1分のリーレクリニック大手町では、機能性ディスペプシアの生活習慣指導と薬物療法に対応しています。
生活習慣の改善と薬物療法の2つがあります。
生活習慣の改善について
- ・食べすぎない、ゆっくり丁寧に食べる
- ・禁酒
- ・規則的な食事
- ・禁煙
- ・睡眠
- ・ストレスを避ける
といったことです。
色々とありますが、取り組めることから取り組みましょう。
ストレスを避けるというのはなかなか難しい方が多いと思いますが。。。
薬物療法について
- ・消化管運動改善剤
症状で食後愁訴症候群に分類される場合に有効です。
アコファイドやガスモチンといった薬が使われます。
- ・酸分泌抑制薬
いわゆる胃薬のことです。
心窩部痛症候群、特に胸焼けに効果があります。
ネキシウムやタケプロンといったプロトンポンプインヒビターがよく用いられます。
- ・抗うつ薬、抗精神病薬
上記の治療でも症状が改善しない場合に追加されることが多いです。
元は消化管運動改善剤として開発されたグラマリールが最もよく使われます。
- ・ピロリ菌除菌(ピロリ菌感染がある場合)
胃潰瘍などの所見がなくとも、ピロリ菌感染がある機能性ディスペプシアの方のピロリ菌を除去すると症状が改善することが報告されています。
日本では機能性ディスペプシアに対するピロリ菌除去は保険適応が認められていません。
自費でピロリ菌検査と治療を行う場合もあります。
症状に合わせて薬が選ばれますのでお気軽にご相談下さい。