男性更年期の症状:ED(勃起障害)
ED(勃起障害)は、男性更年期障害(LOH症候群)の代表的な症状の一つです。加齢のせいと思われがちですが、テストステロン低下が関係している場合、適切な検査・治療で改善が期待できることがあります。
なぜテストステロン低下でEDが起こるのか
勃起は、陰茎海綿体の血管が広がり血液が流れ込むことで起こります。この血管拡張には一酸化窒素(NO)という物質が重要な役割を果たしており、テストステロンはNOを作る酵素(NO合成酵素)の働きを活性化することが報告されています。テストステロンが低下すると、この一連の反応が弱まり、勃起の維持が難しくなることがあります。
他の原因の可能性
EDは、テストステロン低下以外の原因でも起こる非常に多い症状です。
- 血管性ED:動脈硬化や糖尿病により陰茎への血流が低下することで起こります。
- 心因性ED:ストレスや不安、パートナーとの関係性など、心理的な要因によるものです。
- 薬剤性ED:一部の降圧薬や向精神薬などが原因となることがあります。
実際には、これらの要因が複合的に関わっているケースも少なくありません。
セルフチェックの目安
朝立ちの減少や勃起の維持が難しい状態が数週間〜数か月続く場合は、一度検査を受けることをおすすめします。血液検査でテストステロン値を確認することで、原因の一端を明らかにできます。
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参考文献
- Traish AM, Guay AT. “Testosterone and Erectile Function: From Basic Research to a New Clinical Paradigm for Managing Men with Androgen Insufficiency and Erectile Dysfunction.” J Sex Med. PMC2562639
- 日本内分泌学会「男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)」日本内分泌学会「男性更年期障害(LOH症候群)」解説ページ
このページについて
- 監修医:院長 片山泰輔(日本内科学会総合内科専門医/日本腎臓学会腎臓内科専門医)
- 所属:リーレクリニック大手町
- 更新日:2026年8月27日
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