男性更年期障害(LOH症候群)とは|大手町で専門的に診療する総合内科
男性更年期障害は、医学的には「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」と呼ばれ、男性ホルモン(テストステロン)の低下によって起こる心身の不調の総称です。多くは30代後半から緩やかに進行するため、「歳のせい」「疲れているだけ」と見過ごされやすいのが特徴です。
リーレクリニック大手町は、総合内科をベースに男性更年期障害(LOH症候群)を専門的に診療しています。テストステロンの数値だけを見るのではなく、睡眠時無呼吸症候群・糖尿病・甲状腺疾患・肥満など「似た症状を起こす病気」も含めて原因を評価し、保険診療を基本に、生活習慣の改善からテストステロン補充療法(TRT)、PCT、男性不妊への対応まで一貫してサポートします。
プライバシーへの配慮:受付では「医師に相談がある」「LOHの診察を受けたい」とお伝えいただければ、具体的な症状は診察室でゆっくりお話しいただけます。
リーレクリニックが選ばれる理由
② 総合内科専門医が診療
男性ホルモンだけでなく、睡眠時無呼吸症候群・糖尿病・甲状腺疾患・肥満・高プロラクチン血症なども含めて原因を評価します。
③ TRT開始からPCTまで一貫対応
テストステロン補充療法だけでなく、妊孕性・PCT・精巣機能の回復まで継続してサポートします。
④ 必要な方だけにTRTをご提案
数値だけでなく、症状・年齢・ライフスタイル・妊娠の希望を踏まえて方針を決めます。生活習慣の改善のみをご提案する場合もあります。
⑤ 科学的根拠に基づく診療
国内外のガイドライン・医学論文・最新のエビデンスをもとに診療しています。関連コラムで情報発信も継続しています。
⑥ 大手町駅直結で通いやすい
東京メトロ大手町駅 C2b出口直結・徒歩約1分。仕事帰り・昼休み、継続治療にも通いやすい立地です。
⑦ セルフチェックから受診までスムーズ
AMSセルフチェック → 診察 → 採血 → 診断 → 治療まで、一つのクリニックで完結します。
⑧ 一般内科も併設
不調の原因が糖尿病・高血圧・睡眠時無呼吸などだった場合も、一般内科でそのまま診療できます。
このようなお悩みで受診されています
- 朝起きられない・起きても疲れが取れない
- 仕事への意欲・集中力が低下した
- 気分が落ち込む・憂うつ感が続く
- 性欲が低下した
- 筋肉が落ちてきた
- 健康診断では「異常なし」と言われたが不調が続く
- 「年齢のせい」と思ってあきらめている
- 健診などでテストステロンが低いと言われた
- TRT(テストステロン補充療法)について相談したい
- 妊娠を希望している
男性更年期障害かどうかは、症状・AMSスコア・血液検査を総合して診断します。診断の流れをご覧いただくか、まずはAMSセルフチェックで症状の程度をご確認ください。
男性更年期診療の流れ
各ステップの詳細は個別ページで解説しています:AMSセルフチェック/初診の流れ/検査について/診断の流れ/治療一覧/PCTについて
数字で見るリーレクリニック大手町
※受診・注射の件数は、テストステロン注射が2〜4週間に1回の通院となるため「のべ人数・のべ件数」で記載しています。
当院の診療方針|必要な方へ、必要な治療を。
当院では「テストステロンが低い=すぐに注射」という考え方はしていません。症状、血液検査、年齢、生活習慣、睡眠、肥満、持病、妊娠の希望などを総合的に評価し、一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。
生活習慣の改善だけで症状が良くなる方もいれば、適切なテストステロン補充療法によって生活の質が大きく改善する方もいます。科学的根拠と患者さんそれぞれの背景を踏まえ、長期的な健康を見据えた診療を行っています。
医師から皆さまへ
「年齢だから仕方ない」と思われている疲労感や意欲低下の中には、男性更年期障害だけでなく、睡眠時無呼吸症候群・糖尿病・甲状腺疾患など治療できる病気が隠れていることがあります。まずは原因を一緒に調べることから始めましょう。
― 院長 片山泰輔(日本内科学会総合内科専門医/日本腎臓学会腎臓内科専門医)
医師プロフィールはこちら
こんな不調はありませんか(症状の整理)
- 疲れやすい
- 朝起きられない・不眠
- 気力低下・やる気が出ない
- 筋力が落ちた
- 性欲が低下した・EDが気になる
- イライラする・気分が落ち込む
大きく分けると、身体の不調(疲労感、関節・筋肉の痛み、ほてり、めまい、筋力低下)、心の不調(イライラ、不安感、憂うつ、不眠)、性の不調(性欲低下、朝立ちの減少)の3つに整理できます。詳しくは症状一覧、原因は原因一覧で解説しています。生活習慣(睡眠・筋トレ・ビタミンD・亜鉛)との関連はテストステロンを上げる方法にまとめています。
握力とテストステロン
握力とテストステロンには密接な関係があります。テストステロンは筋タンパク質の合成や神経筋機能に関わるため、低下すると筋肉量の減少や握力の低下が起こりやすくなります。観察研究では、テストステロンが低い男性ほど握力が低い傾向が報告されており、握力は全身の筋力・サルコペニア・健康寿命を反映する簡便な指標としても注目されています。
性別・年齢と左右の握力を入力すると、スポーツ庁「令和5年度 体力・運動能力調査」の同性・同年代の平均値と比べた偏差値の目安がわかります。握力計で左右それぞれ2回ずつ測り、それぞれ良い方の記録(kg)を入力してください。
テストステロン値の偏差値をチェック
健康診断や当院の血液検査で測定した総テストステロン(ng/dL)または遊離テストステロン(pg/mL)の値を入力すると、日本人男性の基準値(岩本晃明ほか 2004)と比べた偏差値の目安がわかります。総テストステロンは加齢の影響が小さいため全年齢共通、遊離テストステロンは年代別で判定します。
各検査項目の意味や基準値の詳しい解説は検査基準値一覧、診断の進め方は診断の流れをご覧ください。
検査・治療の流れ
問診・AMSスコア・血液検査(原則午前中の採血)。当日に採血できます。
検査結果の説明。LOH症候群と診断され保険適用となる場合はテストステロン補充療法を開始します。生活習慣改善・経過観察を選ぶこともできます。
2〜4週間ごとの通院、定期的な血液検査(多血症・PSA・E2・肝機能など)で経過を確認します。
保険適用について
男性更年期障害(LOH症候群)は、症状があり、血液検査でテストステロン値の低下が確認され、医師が治療の必要性を認めた場合、保険診療での治療が可能です。初診・血液検査は3割負担で約5,000円、保険でのテストステロン注射は1回2,000円以内が目安です。競技目的・美容目的のみの場合は保険適用の対象外です。
▶ 保険適用について詳しく見る(適用条件・保険適用セルフチェック・費用の内訳・FAQ)
保険診療と自費診療の違い
保険診療では、診療報酬のルール上、検査項目や投与量・頻度に一定の制約があります(テストステロンは投与量と頻度に制限があり、内分泌学的検査は項目数で点数区分が決まり、総テストステロンと遊離テストステロンの同一日測定は保険診療では行えません/テストステロン測定は同月一回まで/PSAは初回のみ保険で測定が基本)。一方、自費診療では、LH・FSH・E2・PRL・代謝関連などを幅広くまとめて調べられ月1回までの制限もありません。テストステロンやhCGの投与量・頻度・経路を柔軟に設定できます。
どちらが優れているということではなく、目的とご希望に応じてお選びいただけます。まず保険診療で調べ、必要に応じて自費で項目を追加することもできます。詳しくは検査についての比較表をご覧ください。
※保険診療の一般的な運用に関する情報であり、医療機関や個々のケースにより異なります。正確な適用可否・算定は受診時にご確認ください。
受診先による診療スタイルの違い
男性更年期障害は、複数の診療科・クリニックで診療されています。それぞれに一般的な特徴があり、目的に応じて選ぶことができます(下表は一般的な傾向で、施設ごとに異なります)。
| 受診先 | 一般的な特徴 |
|---|---|
| 泌尿器科 | 前立腺・排尿・性機能の評価に強み。保険診療でのTRTや前立腺の精査に対応しやすい。 |
| 美容・自由診療クリニック | 自費TRTやアンチエイジング目的の相談に対応。投与方法(クリーム等)の選択肢が広い一方、保険診療は行わず高額なことが多い。合併症の対応ができず当院へ来る方もいます。 |
| 内科ベースの男性更年期外来(当院) | テストステロン以外の原因(睡眠時無呼吸・糖尿病・甲状腺・貧血など)も含めて評価。保険診療を基本に、必要に応じて自費・PCT・男性不妊にも対応。 |
「疲労感や意欲低下の原因が男性更年期かどうかも含めて調べたい」「他の病気も一緒に診てほしい」という方には、内科ベースの外来が向いています。まずは何科を受診すればよい?もご覧ください。
PCT・妊活・自費TRT・リスク
PCT(治療中止後のケア)
TRT中は自分のテストステロン産生が休みます。中止時や妊娠希望時に、精巣機能の回復を助ける目的でhCGやクロミフェンを用いるのがPCTです(PCTについて)。
妊活中の方へ
妊娠を希望される場合は、テストステロン単体ではなく精巣刺激ホルモン(hCG等)を用います。「治療を受けたいが妊活も諦めたくない」という方はご相談ください(男性不妊外来)。
自費テストステロン補充療法(TRT)
保険適用基準を満たさない場合や、競技・QOL目的、クリーム製剤・柔軟な投与調整を希望する場合は自費TRTに対応しています(自費TRTについて)。
リスク・副作用
テストステロン補充には多血症・肝機能への影響・精子形成への影響などが知られています。保険診療の範囲(125〜250mg/2週間程度)ではまれですが、定期的な血液検査で経過を確認しながら治療します。治療開始前に、期待できる効果とあわせてリスクもご説明します。治療の選択肢全体は治療一覧をご覧ください。
男性更年期 専門コンテンツ一覧
症状・チェック・受診
症状一覧身体・精神・性機能の症状
原因一覧加齢・生活習慣・薬剤・下垂体など
初診の流れ所要30〜40分・持ち物・費用
何科を受診すればよい?内科・泌尿器科と当院の対応
検査・診断
検査基準値一覧テストステロン・E2・PSA・LH・FSH・PRL
診断の流れ診断基準・鑑別診断・保険適用の判定
遊離テストステロン/E2比とは男性ホルモンを評価する新しい視点
保険適用・治療
治療一覧生活習慣・漢方・TRT・PCTの選び方
自費TRTについて効果・注意点・費用
PCTについて治療中止後の精巣機能回復
男性不妊外来妊活中の方のテストステロン治療
生活習慣・栄養(コラム)
筋トレとテストステロンレジスタンス運動の効果
睡眠とテストステロン睡眠の量と質の影響
ビタミンDとテストステロン欠乏の是正と補充
亜鉛とテストステロン亜鉛の役割と補充のコツ
メンタルヘルスと栄養素亜鉛・ビタミンD・マグネシウム
クレアチンとテストステロン筋力・体組成への効果
サプリメント男性更年期世代向けの配合サプリ
コラム
男性更年期障害の受診率最新データで見る認知と受診の実態
テストステロンと健康寿命TRTと「元気に長く生きる」の関係
男性更年期とうつ・EDうつ・EDとホルモンの関係
見逃されやすい疾患男性更年期障害と間違えられやすい病気
よくある質問
Q. 男性更年期障害は何科を受診すればよいですか?
A. 内科や泌尿器科で診療されています。当院は総合内科をベースに保険診療の男性更年期外来を行っており、テストステロン以外の原因も含めて評価します。何科を受診すればよい?もご覧ください。
Q. どんな人が受診すべきですか?
A. 40歳前後以降で、疲労感・意欲低下・性欲低下・朝立ちの減少・筋力低下・抑うつ気分などが続いている方、健診でテストステロン低値を指摘された方、TRTを検討している方が対象です。まずAMSセルフチェックで症状の程度を確認できます。
Q. 保険適用になりますか?
A. 症状があり、血液検査でテストステロン値の低下が確認され、医師が治療の必要性を認めた場合は保険適用の対象です。症状が軽い場合や検査値に異常がない場合は、生活習慣の見直しをご提案することもあります。
Q. 当日に血液検査はできますか?
A. 可能です。当日の問診のうえ、必要な検査を行います。テストステロンは午前中が望ましいため、できれば午前の受診をおすすめします。
Q. 費用はどれくらいですか?
A. 保険診療の場合、初診・血液検査で3割負担 約5,000円が目安です。詳しい内訳は保険適用のページでご案内しています。
Q. 保険診療と自費診療は変更できますか?
A. どちらの方向にも変更できます。保険→自費はより幅広い検査や柔軟な調整を希望する場合、自費→保険はLOH症候群と診断され保険適用の条件を満たす場合です。
Q. 治療開始後のフォローはどのように行いますか?
A. 治療開始から1〜3か月後に採血を行い、効果と安全性(多血症・PSA・E2・肝機能)を確認します。その後も定期的な検査で経過を見ながら、必要に応じてPCTへの切り替えなどを判断します。
Q. どんな場合に治療を慎重に検討しますか?
A. PSAが高い場合は前立腺の精査を先に行い、ヘマトクリットが高い場合は多血症の評価を行ったうえで検討します。妊娠を希望されている方、重度の睡眠時無呼吸がある方も、それぞれの状態に応じた対応を行います。
Q. 妊活中でも受診できますか?
A. 可能です。妊娠を希望される場合は、精子形成に配慮した治療(精巣刺激ホルモンの使用等)をご案内します。
Q. 家族に知られず通院できますか?
A. 受付や会計で病名を口頭でお伝えいただく必要はありません。プライバシーに配慮した対応を行っています。
当院は2017年に開院し、2026年で9年目を迎えます。男性更年期外来には年間のべ約10,000人の患者様にご来院いただき(テストステロン注射は2〜4週間に1回の通院が一般的なため、のべ人数です)、テストステロン・hCG注射は年間のべ約15,000件を実施しています。院長は男性ホルモン・テストステロンに関する情報発信をコラムで継続的に行っています。特に「男性更年期障害の受診率」「テストステロンと健康寿命」で詳しく解説しています。
参考文献
- 日本泌尿器科学会・日本メンズヘルス医学会 編. LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)診療の手引き(2022). 日本泌尿器科学会(PDF)
- 日本内分泌学会. 男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群). 日本内分泌学会 解説ページ
- 日本メンズヘルス医学会. テストステロンとは. 日本メンズヘルス医学会
- Bhasin S, Brito JP, Cunningham GR, et al. Testosterone Therapy in Men With Hypogonadism: An Endocrine Society Clinical Practice Guideline. J Clin Endocrinol Metab. 2018;103(5):1715-1744.(PMID: 29562364)
- Corona G, Goulis DG, Huhtaniemi I, et al. European Academy of Andrology (EAA) guidelines on investigation, treatment and monitoring of functional hypogonadism in males. Andrology. 2020;8(5):970-987.(PMID: 32026626)
- Salonia A, Bettocchi C, Boeri L, et al. European Association of Urology Guidelines on Male Sexual and Reproductive Health: 2025 Update on Male Hypogonadism, Erectile Dysfunction, Premature Ejaculation, and Peyronie’s Disease. Eur Urol. 2025.(PMID: 40340108)
- Mulhall JP, Trost LW, Brannigan RE, et al. Evaluation and Management of Testosterone Deficiency: AUA Guideline. J Urol. 2018;200(2):423-432.(PMID: 29601923)
- 診療報酬点数表「D008 内分泌学的検査」(項目数に応じた点数区分). e-診療報酬点数表 D008
このページについて
- 監修医:院長 片山泰輔(日本内科学会総合内科専門医/日本腎臓学会腎臓内科専門医)
- 所属:リーレクリニック大手町(2017年開院)
- 更新日:2026年9月8日
- 参考ガイドライン:日本泌尿器科学会・日本メンズヘルス医学会「LOH症候群診療の手引き」(2022)/Endocrine Society(2018)/EAA(2020)/EAU(2025)/AUA(2018)
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