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ピロリ菌除菌と胃がん

ピロリ菌除去に関しては多くの有効性が報告されています。

保険で検査や治療をすることに色々と制限はありますが、気になったらお気軽にご相談下さい!


ピロリ菌除去と胃がんの発生についての論文です。

Helicobacter pylori Therapy for the Prevention of Metachronous Gastric Cancer

早期胃癌の方では、粘膜の萎縮が進んでおりそこに新たに胃がんが発生する可能性が高いのですが、ピロリ菌除去によりその新規の胃がんのリスクへ影響するかをしらげた論文です。

結論としては、ピロリ菌除去したほうが粘膜の萎縮も抑えられ、胃癌のリスクの低くなるとのことでした。

早期胃癌の治療後の方ですので、健常人への一般化は出来ませんが、既にピロリ菌除去に関しては多くの有効性が報告されています。

保険で検査や治療をすることに色々と制限はありますが、気になったらお気軽にご相談下さい!

 

 

NEJMの論文です。要約を転記しておきます。

背景

胃の粘膜または粘膜下層にとどまる早期胃癌の患者では通常,粘膜腺組織の減少が進んでおり(粘膜萎縮),その後(異時性に)新しい胃癌が発生するリスクが高い.Helicobacter pylori の除菌治療が組織学的改善と異時性胃癌の予防に及ぼす長期効果は明らかにされていない.

方 法

前向き二重盲検プラセボ対照無作為化試験において,早期胃癌または高異型度腺腫の内視鏡的切除を受けた 470 例を,抗菌薬により H. pylori を除菌する群とプラセボを投与する群に割り付けた.主要評価項目は,追跡 1 年の時点以降に行った内視鏡検査で発見された異時性胃癌の発生と,追跡 3 年の時点での胃体部小彎における粘膜萎縮の程度のベースラインからの改善とした.

結 果

396 例を修正 intention-to-treat 解析集団の対象とした(除菌群 194 例,プラセボ群 202 例).追跡期間中央値 5.9 年のあいだに,異時性胃癌は,除菌群の 14 例(7.2%)とプラセボ群の 27 例(13.4%)で発生した(除菌群のハザード比 0.50,95%信頼区間 0.26~0.94,P=0.03).組織学的解析を行ったサブグループの 327 例では,胃体部小彎における萎縮の程度のベースラインからの改善が,除菌群の 48.4%とプラセボ群の 15.0%で観察された(P<0.001).重篤な有害事象は認められず,軽度の有害事象の頻度は除菌群のほうが高かった(42.0% 対 10.2%,P<0.001).

結 論

H. pylori の除菌治療を受けた早期胃癌患者では,プラセボの投与を受けた患者よりも,異時性胃癌の発生率が低く,胃体部萎縮の程度のベースラインからの改善が大きかった.

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