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喘息治療のICSとICS+LABAの比較について

喘息の治療はICSをメインに、色々と追加の選択肢があります。

LABAの追加は、ステロイド単剤の吸入薬を配合剤の吸入薬に変えるだけで手間が増えませんので便利かと思います。

継続して症状に合わせて治療を調整することが重要な疾患ですので、なるべく続けやすい治療を選びたいですね。


Combined Analysis of Asthma Safety Trials of Long-Acting β-Agonists.

喘息治療におけるLABAの安全性についての論文です。

喘息の治療の要は吸入ステロイド薬(ICS)なのですが、ステップ2からICSに長時間作用性β2刺激薬(LABA)を併用されることが推奨されています。

(LTRA,テオフィリンも同列なのですが、簡便性からICSとLABAの配合剤がよく使われます)

このLABAは気管支拡張作用が速やかに出るため、自覚症状の改善に繋がりとても人気があるのですが、市販後調査で死亡リスクの増加を指摘され安全性が課題となりました。

今回はこのLABAの安全性について検討した論文です。

アストラゼネカ、グラクソスミスクライン、メルク、ノバルティスのそれぞれ4社による4つの試験の結果を統合して解析されています。

この4つの試験から、患者3万6,010例(アストラゼネカの試験1万1,693例、グラクソスミスクライン1万1,750例、メルク1万1,744例、ノバルティス823例)のデータが得られました。

主要アウトカムは、事前に規定した喘息に関連した挿管または死亡の件数です。

それらをLABA+ICS群とICS単独群を比較しました。

結果はICS+LABAで喘息発作が有意に少なく、挿管や死亡を有意に高めることはありませんでした。

 

喘息の治療にLABAは危険ではないとのことでした。

喘息の治療はICSをメインに、色々と追加の選択肢があります。

LABAの追加は、ステロイド単剤の吸入薬を配合剤の吸入薬に変えるだけで手間が増えませんので便利かと思います。

継続して症状に合わせて治療を調整することが重要な疾患ですので、なるべく続けやすい治療を選びたいですね。

 

 

 

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