新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引きについて
厚生労働省から
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」
が発行されています。
目新しい内容は多くないとは思うのですが、いくつか記事の内容を紹介します。
内科・リーレクリニック大手町のコラムです。
国内のでの年齢別致死率が出ています。
正確な感染者数が把握出来ていない状況ですし、ウイルスは弱毒化していくので今後も更に変わって来るとは思いますが高齢者がハイリスクなことがよく分かります。
一律の自粛や若年層の休校よりも、年齢別に感染対策、行動制限を推奨するほうが良いのではと個人的には思います。
血液検査の特徴も出ています。
アメリカで指摘されていた感胆道系酵素の上昇は有意ではなかったようです。
41例なので強くは言えませんが、これを見る限りはDダイマーやLDHの上昇は重症化と関連してそうですね。
PCRを行えない、PCR陽性だが重症化リスクを調べたいときの有用な検査の候補になるのでしょうか。
現時点では解釈が難しく意味のない抗体検査よりは良さそうです。
濃厚接触の定義も出ています。
同居や飛行機や電車で同乗した、医療行為以外で15分以上の接触とされています。
個人的にはN95 の取り扱いに驚きました。
使用期限に関わらず活用する、は良いとして減菌して再利用に務める、の部分です。
医療機関に個人用防護具が行き届くようになっていることを祈ってます。