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飲酒の健康への影響

健康な人にとって、少量のお酒は少しだけ健康的かもしれません。
でも本当に少量です。
(アルコール20g:ビール500ml、ワインや日本酒180ml)

友達が多いと長生きって話もありますので、お酒は皆でほどほどに楽しみましょう。


お酒と健康について様々な報告があります。少量の飲酒は健康良いんだ、なんてよく聞くのではないでしょうか。

アルコールは、肝細胞がん、食道がん、大腸がんを増やすことが報告されています。エタノールの作用により心筋梗塞を減らすことも分かっています(1日あたり10gのエタノールでその効果は頭打ちですが)。

良い面も悪い面もありそうです。

アルコール消費量と全死亡率を比較した有名な研究があります。

Harindra Jayasekara et al.Alcohol consumption over time and risk of death: a systematic review and meta-analysis.Am J epidemic.2014 May 1;179(9):1049-59.

この論文でも報告されているのが、有名なJカーブと呼ばれるグラフです。縦軸が死亡リスク(死にやすさと考えて下さい)、横軸が1日あたりのアルコールの摂取量です。アルコールを1日20gほど取る人たちは死亡リスクが0.9倍(全く飲まない人に比較して)とのことです。

アルコールを少量取るほうが長生きだと言われるものです。ちなみにアルコール20gとは、ビール中瓶一本、ワイン180ml程度です。

ところで、お酒弱いイメージの日本人においてはどうなのでしょうか?

日本人においての報告があります。

Manami Inoue et al.Impact of alcohol intake on total mortality and mortality from major causes in Japan: a pooled analysis of six large-scale cohort studies.J Epidemiol Community Health. 2012 May;66(5):448-56.

こちらでも1日23gのアルコール摂取までは少しリスクが低下し46gから死亡リスクが上昇するというJカーブが確認されました。

ちなみに、ポリフェノールが良いから赤ワインがいいとおっしゃる方もいますが、心筋梗塞の予防効果に関してはお酒の種類関係なくエタノールの抗凝固作用によるものが大きいとされています。

ワイン、ビール、その他の蒸留酒と循環器疾患の発症を比較した論文です。

Costanzo et al.Wine, beer or spirit drinking in relation to fatal and non-fatal cardiovascular events: a meta-analysis.Eur J Epidemiol. 2011 Nov;26(11):833-50.

お酒の種類は関係無いとのことでした。

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